徳島不動産モールスタッフコラム査定額=売れる価格ではない?不動産売却で知っておきたい4つの価格

スタッフコラム

2026.10.25 NEW

査定額=売れる価格ではない?不動産売却で知っておきたい4つの価格

不動産を売ろうと思ったとき、「この家はいくらで売れるんだろう?」と考える方は多いと思います。

しかし、実は不動産には「相場」と呼べる価格が一つだけあるわけではありません。

同じ物件でも、誰に、どのような方法で、どのくらいの期間をかけて売るのかによって、価格は変わります。

今回は、不動産売却を考える際に知っておきたい「4つの価格」についてご紹介します。

【① 査定価格】

まずは、不動産会社が周辺の成約事例や現在の販売状況、物件の状態などをもとに算出する「査定価格」です。

「この条件であれば、このくらいの価格が現実的でしょう」という、売却を検討する際の基準となる価格です。

ただし、査定価格=実際に売れる価格とは限りません。

査定価格が高くても、その価格で購入したい人がいなければ、価格を見直す必要があります。

【② 販売価格】

次に「販売価格」です。

これは、実際に広告などに掲載して、購入希望者を募る際の価格です。

販売価格は、不動産会社が一方的に決めるものではありません。

査定価格や市場の状況を参考にしながら、「できるだけ高く売りたい」「○○万円以上は手元に残したい」など、売主様の希望や事情を踏まえて、最終的な販売価格を決めていきます。

例えば、住宅ローンの残債がある場合には、「いくらで売ればローンを完済できるのか」「売却にかかる費用を差し引いて、いくら手元に残るのか」といった点も重要になります。

そのため、査定価格をそのまま販売価格にするのではなく、ご自身の希望や資金計画を踏まえて販売価格を設定することが大切です。

【③ 成約価格】

そして、実際に買主様との間で合意し、契約に至った価格が「成約価格」です。

不動産の価格を考えるうえで、最も現実に近いのがこの価格です。

周辺で「3,000万円で販売されている物件」があったとしても、それが3,000万円で売れたとは限りません。

売り出されている価格と、実際に取引された価格は別物です。

そのため、査定の際には現在販売されている物件だけでなく、実際の成約事例を確認することが重要になります。

【④ 買取価格】

もう一つ、売却方法によって生まれるのが「買取価格」です。

不動産会社が直接買主となり、売主様から物件を買い取る方法です。

一般的には、仲介で個人のお客様に売却する場合と比べると、買取価格は低くなる傾向があります。

「それなら、仲介で売ったほうがいいのでは?」と思われるかもしれません。

しかし、買取には価格だけでは判断できないメリットがあります。

例えば、買主を探すための販売期間が必要ないため、売却までのスケジュールを立てやすいこと。

購入希望者の内覧対応や、何度も価格交渉を行う必要がないこと。

また、物件の状態によっては、売却前の大規模なリフォームや修繕をせず、そのまま買い取ってもらえるケースもあります。

「できるだけ高く売りたい」という方には仲介が適している一方で、

「多少価格が下がっても、早く確実に売却したい」
「内覧対応や販売活動の負担を減らしたい」
「売却後の予定を早めに決めたい」

という方にとっては、買取が有力な選択肢になることがあります。

つまり、不動産売却では「一番高い価格=一番良い選択」とは限りません。

価格を優先するのか、売却までのスピードを優先するのか、手間や負担を抑えるのか。

売主様が何を重視するかによって、適した売却方法は変わります。

不動産の「相場」を知ることは、単に高く売れる金額を知ることではありません。

自分の物件がどのくらいの価格で売れる可能性があり、どのような方法なら、自分に合った売却ができるのか。

そこまで知ったうえで売却方法を選ぶことが、後悔のない不動産売却につながります。

まずは現在の相場を知ることから、売却について考えてみてはいかがでしょうか。

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